新元号が、「令和」となり
まことにめでたい4月。
「令」には、令嬢、令息、令夫人など、
「良い」「美しい」という意味もあるので、
お客様、社会との「良い和」を築き、
「美しいビジネス」をせよ
とのことか思い、
「Beautiful Marketing」
ビューティフル・マーケティング
これを今後、心がけたいと思っています。
さて、
私は、今、京都に来ています。
ノーベル賞を受賞した
本庶佑先生のお話を聞くためです。
https://oncolo.jp/event/20190402nobel
いうまでもなく、本庶先生は、
免疫T細胞上の「PD-1」というたんぱく質が、
がん攻撃のブレーキボタンである
ことを発見し、
免疫チェックポイント阻害薬「オプジーボ」を
小野薬品工業とともに開発した方です。
本庶先生からは、
免疫療法は、まだ未熟な治療法で、
効かないがん患者さんの方が多い。
(効果のある患者さんは、約20%)
さらに効果を高めるため、新しい研究が必要。
若い研究者を支援するための基金を設立したので、
寄付をお願いしたい、
とのお願いがありました。
「京都大学 本庶佑 有志基金」
目標は、500億円。
個人、1000円から寄付でき、
1回から、毎月、年1回、年2回まで、
回数も選べます。
1億円以上寄付した方は、
まだ1名だけだそうです。
本庶先生自ら、会いに行かれたそうです。
ということは、1億円寄付すると、
直接、本庶先生とお話できるチャンスが
あるかもしれないということです。
私も、早速、寄付をします。
(1億寄付は、まだ無理ですが・・・)
でも、苦言を言えば、こんなの、
国がまず、
ポーンと100億円くらい出すべきでは?
と思う次第です。
iPSの山中先生も、マラソンして、
募金を募ったりしてますが、
これじゃー、日本の研究レベルは
衰退するに決まってます。
国が研究者を育成する土壌が
まったくないんだなと。
マラソンの日本新記録には、
1億円を出すのに、
ノーベル賞受賞者に、
日本はいくらあげたのでしょうか?
文部科学省は、本庶先生には、
40年間で、47億円の補助金を出した
と誇らしげに報告していますが、
https://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/yusikisha/20181018/siryo2.pdf
では、受賞後は?
名誉市民とか、名誉県民とか、
感謝の言葉とか、
邪魔なだけの記念の置物とか、
本庶先生は、口に出しませんが、
はっきり言って、無駄、無駄。
ビューティフルではありません。
ダイエット商品で、一山当てた方も、
シミ取り化粧品で、儲かった方も、
インチキくさいガン商材で、儲けた方も、
蓄財に走らず、少しでも、
本庶先生の基金に寄付をして、
世界の人々をがんから救いませんか?
稼いだら、社会貢献に寄付する
これぞ、
ビューティフル・マーケティング
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さて、
本庶先生から、衝撃的なお話も聞けました。
標準治療だけで、
ミトコンドリアのミの字も知らない方は、
よくお読みください。
1、リンパ節切除手術は、
免疫治療薬の効果を下げる
T細胞が、がん細胞を認識した後、
1対1では、がん細胞を攻撃できないので、
リンパ節で、援軍となる免疫細胞を増やす。
その援軍を作るリンパ節をきれいに切除することを
推奨する今のオペ教科書には、疑問がある。
2、3大治療は、後回し、
まず、免疫療法からやるべき
PD-1が効く人は、
免疫力が高かったラッキーな人。
抗がん剤、放射線、オペは、
ストレスによって免疫細胞の
活動力を下げてしまう
従来の3大治療は、後回しにすべきで、
まず、免疫療法をやってから、
それらの治療法を検討したほうがいい。
メラノーマ(皮膚がんの一種)では、
無治療で、免疫療法をした患者は、
5年生存率70%
一方、先に抗がん剤+免疫療法をした患者の
5年生存率20%
と大きな差が出ている。
また、昨年の講演会では、
3、ミトコンドリアの活性を上げれば、
免疫治療の効果が高まる。
抗高脂血症薬のベザフィブレート、
腸内細菌叢の調整が、
ミトコンドリアを活性化させる。
https://www.m3.com/news/iryoishin/646936
本庶先生の話を聞くと、
抗がん剤、放射線、オペを中心とした
標準治療の時代は終わった
とつくづく思った次第です。
免疫療法などに関し、
動画で分かりやすく解説しています。
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