【心理学】他人の体臭が嫌いな人は、トランプ大統領がお好き?

 

先日、面白い論文が発表されました。

 

 

他人の口臭や体臭などの

臭気を極端に嫌う人

(以下「臭気嫌悪が強い人」)は、

 

権威主義(右翼的、自国優先主義)

な傾向を持つという研究結果が発表されました。

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180310-00010000-clc_teleg-int

 

 

調査はさまざまな国民に対して

おこわなわれましたが、

 

その中で、アメリカ人では、

臭気嫌悪が強い人は、

トランプ大統領に投票した比率が高い!

 

という結果が出たそうです。

 

 

トランプ政権は、

南部の「錆びた地帯(ラストベルト)」

の鉄鋼、炭鉱で働く人との相関ばかり

クローズアップされていたので、

 

生態反応と政治観との関係を調べた

この研究発表は、かなり斬新です。

 

 

余談ですが、

トランプさんとロケットマン金さんの

米朝首脳会談が実現されるそうです。

(なんか、政治って、すごい)

 

 

話戻して、

 

研究を発表したのは、

スウェーデン・ストックホルム大学で

嗅覚と心理学の研究を行っているチーム。

 

 

実験参加者160人に、

体臭に対しての嫌悪度を

5段階で評価してもらい、

 

回答をそれぞれの政治観と比較。

 

その結果、嫌悪度が1段階上がると、

権威主義的な指導者を肯定的に

感じる度合いが、7.5ポイント上昇した

 

とのことです。

 

 

研究をしたオロフソン先生の

インタビュー記事をまとめると

 

「異なる集団同士の接触が減れば、

病気になる確率も減少する。

 

 口臭や体臭といった強い臭気は、

隠れた病気を示している場合があり、

 

それを人々は無意識のうちに

避けようとしているのかもしれない。

 

臭気嫌悪感は、

人が生き延びる確率を伸ばすために

進化してきた感情である。」

 

 

とその理由を説明しています。

 

 

「スメハラ(スメル・ハラスメント)」

 

にも一石を投じる発表かもしれません。

 

 

 

オロフソン先生の英語論文は、

下記、Pubmedで読めます。

 

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29515834

 

****

 

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