もうすぐ、お正月。
お子様を連れて、ご実家に帰る方も
多いことでしょう。
孫と遊ぶ
おじいちゃん、おばあちゃん
子どもに昔の遊びや
伝統や習慣を教えてくれる
人生の大先輩
3世代生活なら、
忙しいときは、
子供の世話をしてくれる
便利なシッターさん
ジジババは、ありがたい存在です。
しかし、
そんなジジババと
一緒に生活していた子どもは、
そうでない子どもに比べて、
「がん」になりやすい!
そんな論文が、アメリカの
科学雑誌「PLOS ONE」に掲載され、
ちょっと話題になってます。
イギリスの大学と
国民保健サービス(NHS)の
研究者らが共同で行った
SR(システマチックレビュー)がそれ。
http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0185420
※「SRって何?」という方は、
SRセミナー(WEB版)をどうぞ。
このSRの目的は、
子どものがんリスクを高める
親の影響を調べた研究は多いものの、
祖父母が及ぼす影響を調べた研究が
少なかったため、
複数の論文をピックアップして、
総合評価したとのことです。
(これ、機能性表示食品の届出の
様式1でも、必ず書かされる
「背景」ですね。)
56報の論文を採用し、評価した結果、
おじいちゃん、おばあちゃんは、
孫の関心をより強く引きつけ、
愛情を得るために、
以下の行動を取るとのこと。
・食べ物を与えすぎる
→年中、「おなかすいてない?」って
聞かれましたね。
・健康に悪い食べ物を与える
→お菓子、ケーキ、チキンナゲット・・・
・テレビなどを長時間見たり、
動かずにいることを許す
→ゲーム機買ってあげたりね。
さらに、
晩酌したり、タバコを吸う祖父母だと、
未成年でのお酒やタバコの摂取や
受動喫煙の危険性も高まる。
→私の母は、酒好きだったので、
私は高校の時から、
普通に寝酒を飲んでましたね。
これらが、孫の肥満、運動不足、
受動喫煙、アルコール依存症につながり、
大人になってからの
「がん」リスクを高める
ということのようです。
なんか、怖いぞ~ジジババ
自分の幼い頃を思い出しても、
まあ、そうだったなと。
大規模なSRするほどの
内容でもないような気がしますが、
「なんとなくそう思う」
じゃダメですからね。
残念ながら、
何%リスクが高まるとか、
そういう数字は出ていません。
(そこは、臨床試験しないと!)
解決策は、
ジジババのそういう悪習慣を
断固として、止めさせるか。
おもちゃや、食べ物でなく、
「現ナマ」渡すのはどうでしょう?
ね!
おじいちゃん、おばあちゃんw
(実の子にも!プリーズ)
でも、
このプロスワンって、科学雑誌、
「人間の手が精巧にできているのは
創造主なる神のおかげ」
という論文を普通に掲載しちゃう
ちょっと変わった雑誌なので、
こういうヒューマンなネタ、
好きなんでしょうね。
http://scienceandtechnology.jp/archives/8817