【健康】アンチエイジングの切り札「テロメア」を伸ばすには?運動と地中海式料理と宇宙生活!

テロメアって知ってますか?

 

 

染色体の端にある紐みたいな部分で、

テロメアは成人になればなるほど

短くなっていき、

 

テロメアが減ると

新たな細胞ができなくなるため、

「命の回数券」と呼ばれます。

 

 

 

細胞が分裂するたびに、テロメアは

少しずつ数が減り、短くなります。

 

 

生まれた時は、約1万5000個ほど、

35歳で約半分に。

 

 

2000個になると細胞がこれ以上

分裂できなくなる「細胞老化」状態

になるといわれています。

 

 

 

最近のアメリカの研究では、

このテロメアをバイオマーカーとして測定して、

ヒトの老化や寿命を推測するのが

ブームのようです。

 

 

 

たとえば、

 

週5日、30~40分の運動をする人は、

染色体の端っこのテロメアが伸びて、

9歳長生きできる

 

という発表がありました。

 

https://news.byu.edu/news/research-finds-vigorous-exercise-associated-reduced-aging-cellular-level

 

 

 

さらに、テロメアに関して、

 

ハーバード大学医学大学院の

Immaculata de Vivo准教授の

セミナーを受ける機会がありました。

 

http://www.wismerll.co.jp/wis_news/downpdf/vol69.pdf

 

 

Immaculata De Vivoって、

本名なんでしょうか?

 

(De Vivoが苗字らしい)

 

 

「穢れなき生体」

 

って、すごい名前の

美人の先生です。

 

 

話のテーマも、

 

「地中海式料理は、

  テロメアを伸ばすか?」

 

というおしゃれな内容でした。

 

 

肉少なく、青魚多く、

野菜多く、オリーブオイル調理の

地中海式料理は、

 

テロメアを伸ばすという

結果を発表していました。

 

 

 

それとともに、紹介されたのが、

 

「宇宙での長期滞在は、

  テロメアにどう影響するのか?」

 

という、NASAと共同で行われた

異次元な臨床結果の発表でした。

 

http://news.mynavi.jp/news/2016/04/12/303/

 

 

 

被験者は、

 

スコットとマークという双子

(一卵性双生児)の男性宇宙飛行士。

 

 

つまり、遺伝子は同じということです。

 

 

NASAは、双子の2人を宇宙に滞在させ、

 

マークは、54日間、約1ヶ月半。

 

スコットは、さらにISSに居残り、

 

(マーク、俺を見捨てるのか・・・)

 

520日間(約18ヶ月)を過ごしたあと

地球に帰還したそうです。

 

(宇宙に、1年半、

 たった一人って、絶対無理!)

 

 

NASAは、

スコットがISSで過ごしている間、

体内の生物的生理的変化を測定。

 

その結果、宇宙での長期滞在は、

記憶作業の速度と正確さに悪影響を及ぼし、

 

骨形成テンポが遅くなったそうです。

 

 

さらに、

腸内マイクロバイオームの構成が変化し、

脂肪とホルモンレベルが上がったと。

 

 

こう聞くと、

 

「宇宙生活は、身体に悪いんだね」

 

と思いますよね。

 

 

 

しかーし、

 

 

テロメアの長さを測ると

意外なことが分かりました。

 

 

スコットのテロメアは

短くなるどころか、

 

 

伸びたのです!

 

 

 

つまり、スコットは、

 

長期の宇宙生活したことで、

若返り(長生き)できた、

 

と言えます。

 

 

 

しかーし、

 

スコットに起きたすべての変化は、

地球に帰還した後になくなり、

元に戻ったそうです。

 

 

おーーー!

 

まるで、浦島太郎の世界!

 

 

もしかすると、浦島太郎の話って、

実は、宇宙人に拉致された太郎さんが、

 

 

何十年ぶりに地球帰還したら、

両親や仲間は、みんな死んでいて、

自分もあっと言う間に老化した。

 

 

という実話だったのかもしれませんね。

 

 

テロメアは、アンチエイジングの

バイオマーカーとして注目ですが、

 

さすがに、機能性表示食品で、

 

「テロメアを伸ばすことで、老化を緩和します」

 

なんて、通らないだろうな・・・