千葉の市原市でみつかった地層を
「チバニアン」
という冗談みたいな地質名にしようと
国際地質科学連合という組織に
申請していると、
アベトモ学園問題で迷走する
文部科学省が発表しましたが、
http://www.sankei.com/life/news/170607/lif1706070019-n1.html
ちょっと調べたら、
地質学の名称って、
とんでもない数があるんですね!
大昔、大学受験で、
「地学」をやっていましたが、
こんなに覚えた記憶ないです。
国際年代層序表
http://www.geosociety.jp/uploads/fckeditor//name/ChronostratChart_jp.pdf
TV番組名にもなっている
「カンブリア紀」など、
シリーズ2、3
ステージ2、3、4、5
とか、
かなりざっくりした名称で、
まるで、
海外TVドラマか、
ファイナルファンタジー
みたいな状態。
この表の左上の
新生代、第四紀、更新世の
カラブリアン期の上に、
「チバニアン」
が書かれるかもしれない
ということのようです。
(うーん、すごいのか?それ?)
千葉の名前が地質名称になるとか、
早くも、めざとい人が、
「チバニあん」
という商標を
パン、お菓子で登録しているとか、
そういうコボケな話よりも、
このニュースで驚いたのは、
35億じゃなかった、
ここ360万年の間に、
地磁気が反転する現象、
N極とS極が入れ替わる現象が、
11回もおきていて、
その根拠がチバニアンの地層で
分かるというものです。
この地磁気反転は、
ポールシフト
と言いますが、
ちょっとずつ動くんだそうです。
急に、磁石の針が、
どんがら、がっしゃーんと
ひっくり返るわけではないそうで、
ちょっと安心。
そんなこと起きたら、
カーナビとか大変そう!
それでも、
直近の77万年前に起こった
ポールシフトが完了するのに
かかった時間は、
わずか100年間だったそうです。
http://soyokazesokuhou.com/poleshift/
生きてる間に、
ポールシフトが起きると、
北の方向は、南になり、
南の方向は、北になるのです。
(北極星は、南にあるけど、
北極星?)
地球の自転の向きも変わるのかな?
ポールシフトがあったことを
証明するのが、
チバニアン地層
なのだとか。
さらに、驚いたのは、
なんで地磁気があるのかとか、
ポールシフトが起きるのかは、
いまだに、よく分かっていない
んだそうです。
景表法の合理的根拠で、
地球に磁場がある根拠を示せ!
とか言われたら、どうするんだろう?
(言われないですけどね)
まだまだ、
分からないことだらけです
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科学的に証明した!
と自分で言っても、
その実験ルールが明確でないと
否定証明も出てきます。
地球の磁場は、ダイナモ理論に
基づきスーパーコンピューターで計算したら、
地磁気が起きるメカニズムが分かった!
http://sciencewindow.jst.go.jp/html/sw09/sp-003
という発表もありますが、
地球の核の鉄の対流を
実際に見たわけでも、
直接測定したわけでもないし、
そもそも、なんで、
地球は自転してるのか?
すら分かっていないので、
たぶん、そうかも…
程度なので、
いつか否定論文が出る
可能性はあります。
そういう意味でいうと、
機能性表示食品の
科学的根拠のルールは明確なので、
真実の証明かどうかは微妙ですが、
ある意味、
分かりやすいルールです。
先日、
機能性表示食品用のSRを
作成したある原料メーカーさんから、
「その否定論文がみつかった!
消費者庁から景表法違反の
指摘を受けるかもしれない!」
と、慌てて相談を受けました。
結論から言うと、
全く気にしなくてOKです。
なぜか?
否定論文も、肯定論文と同じく、
機能性表示食品のガイドラインに
沿ったものでないと、
エビデンスとして採用できないからです。
大前提として、
プラセボ対照のRCT臨床
であったとして、
1、査読付き論文として発表されているか?
→査読付きでない論文は、
機能性表示食品のエビデンスになりません。
機能性表示食品では、
肯定論文、否定論文とも
査読付きが必須です。
2、自社臨床試験か?
→自社臨床試験は、利益相反(COI)が
あるため、バイアスがかかるので、
質的評価が下がります。
3、関与成分の質は、同じものか?
→肯定論文でも言われることですが、
否定論文でも、成分の同等性が
明確になっている必要があります。
そんなこんなで、否定論文があっても、
何も気にする必要はありません。
どんと、お任せください!