【LGBT/機能性表示食品】LGBTにフレンドリー会社が好調な理由/英語RCT論文のみで届出する難しさ

LGBT270

 

という言葉をご存知ですか?

 

 

LGBTとは、

 

L…レズビアン

G…ゲイ

B…バイセクシャル

T…トランスジェンダー

 

のことで、

 

性的少数者を意味します。

 

 

LGBT270は、世界最大の金融機関

クレディ・スイスが名付けた言葉で、

 

LGBTを積極的に支援している

企業270社のことだそうです。

 

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO04321730R00C16A7I00000/

 

 

全米上位企業のほとんどは、

LGBTに対する差別を禁じていますが、

 

LGBT270はその中でもLGBTであることを

オープンにしている役員がいたり、

 

活動団体からLGBTフレンドリーだと

お墨付きをもらった企業をさします。

 

 

クレディ・スイスの分析によると、

 

LGBT270の企業は、6年連続で、

平均的な企業の株価を年3%上回っており、

明らかに、業績が好調だそうです。

 

 

この理由は、いろいろ考えられますが、

 

LGBTであることをオープンで語れる社風は、

 

過去のしきたりや、上司や同僚の目よりも、

自分の思ったことをしっかりアピールできるから、

 

自由な発想でビジネス企画ができる

からではないか?

 

と私は思います。

 

 

振り返れば、

 

私が、新卒で入社した

日本IBMの同期入社で、

同じ営業課で3年一緒に過ごした

川田篤さんは、

 

まさに、そんなLGBTが働きやすい

職場環境を作るために、

日本や米国のIBMで大活躍しており、

LGBT界の超有名人です。

 

https://job.mynavi.jp/conts/2017/tok/p/2020/

 

 

IBMは、AIのワトソン君など

ユニークなビジネスが増え、

業績は好調と聞きます。

 

 

日本IBMの自由な社風で育ったおかげで、

今の(生意気な)自分がいるのかなとも思います。

 

 

最近は、LGBT用化粧品や健食が作れないかと、

いろいろ考えている次第です。

 

 

*****

 

激暑だった今週は、

 

機能性表示食品のSR制作や

届出書類作成に関する契約書を

ほぼ毎日、せっせと作成しており、

 

おかげで、製本テープがかなり

きれい貼れるようになりました。

 

 

これ以上、仕事を受けると、

業務が回らなくなりそうなので、

 

しばらくは、新規のお客様への

営業活動を自粛しようと思っています。

 

 

ご依頼の中で、結構悩むのが、

 

新規の関与成分で、

 

ヒト臨床試験の英語の論文を

渡されて、

 

「これで届出をしたい」

 

と言われるケースです。

 

 

abstract(要約)をgoogle翻訳で、

さくっと訳してみますが、

意味不明な日本語になる場合、

 

翻訳センターにお金を払って、

専門家に和訳してもらいますが、

 

たいていの場合、

それでも、専門用語が多すぎるので、

ほぼ意味不明です。

 

 

私がチェックするポイントは、

 

1、関与成分はガイドラインに適応しているか?

 

2、プラセボありのダブルブラインドか?

 

3、被験者設定は妥当か?

 

4、試験期間は妥当か?

 

5、評価項目は妥当か?

 

6、有意差が群内・群間で出ているか?

 

7、日本人への外挿性はあるか?

 

8、査読付き論文か?

 

 

これらをざっと見ますが、

 

 

専ら医薬品成分だったり。

 

単群オープンだったり。

 

罹患(りかん)者が混ざっていたり。

 

聞いたことのない分析指標だったり。

 

有意差がなかったり。

 

 

特に、有意差は、

研究者が自分の都合が良くなるように、

誤魔化して書いている場合が多いので、

よく読まないと騙されます。

 

 

明らかにダメなものは、

丁重にお断りしています。

 

 

内容が微妙なものは、

 

消費者庁の審査官が納得してくれる

ような筋書きが書けるかで判断します。

 

 

まさに、消費者庁審査官との

知恵比べの世界です。