バナナ好きですか?
今、世界のバナナが絶滅の危機に
あるそうです。
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO99775820Y6A410C1000000/
簡単にいうと、
今、私たちが食べている95%のバナナは、
「キャベンディッシュ」
という種類なのだそうですが、
ある病原菌(フザリウム)によって、
バナナが腐る「パナマ病」という
病気に感染してしまうそうです。
しかも、
このパナマ病の病原菌を殺す薬はなく、
病原菌が混ざった土の移動を防ぐしか方法がなく、
一度、侵入を許すとバナナはほぼほぼ絶滅
してしまうのだそうです。
対策は、あきらめて別のバナナの品種を探し、
栽培することなんだそうです。
現在、新パナマ病に強い「FHIA-25」という
品種ができたそうですが、味がいまいちとか。
さらに、詳しく調べると、
このパナマ病は昔も起きており、
1960年代に、当時主流だった
「グロス・ミシェル」
というバナナを絶滅させてしまったそうです。
どおりで、
「昔食べたバナナの方が、
もっと甘くて、渋みが少なかったなあ」
という記憶は、
単なる子供時代の記憶の美化ではなくて、
本当にそうだったんだと納得。
「昔は、良かったなぁ」と嘆いても、
こればかりはしょうがないですよね。
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さて、
機能性表示食品は、4月の届出受理分から、
「B~」とBが頭に付くナンバーになりました。
現在、フジッコ、雪印メグミルク、ファインの
5商品が受理されています。
前の2015年度内に受理された
最後のAナンバーの製品は、
ファンケルの「カロリミット」です。
http://www.caa.go.jp/foods/pdf/A310-ippan.pdf
なかなか、びっくりする届出内容です。
関与成分は、5個の複合体!
しかも、1日摂取量も、3パターン!
1日1回4粒摂取の場合:
ギムネ マ酸 9.4mg、
桑の葉由来イミノシュガー(ファゴミンとして)0.2mg、
エピガロカテキンガレート 14mg、
キトサン 100mg、
インゲン豆由来ファセオラミン 0.29mg
1日2回8粒摂取の場合:
ギム ネマ酸 19mg、
桑の葉由来イミノシュガー(ファゴミンとして)0.4mg、
エピガロカテキンガレート 28mg、
キトサン 200mg、
インゲン豆由来ファセオラミン 0.59mg
1日3回12粒摂取の場合:
ギムネマ酸 28mg、
桑の葉由来イミノシュガー(ファゴミンとして)0.6mg、
エピガロカテキンガレート 42mg、
キトサン 300mg、
インゲン豆由来ファセオラミン 0.88mg
そして、エビデンスは、
血糖値と中性脂肪の2つのRCT論文を
添付している意欲作です。
表示する機能は、
「食事の糖と脂肪の吸収を抑えて、
食後の血糖値と血中中性脂肪値の
上昇を抑える機能があります。
本品は糖、脂肪が多い食事を
とりがちな方に適しています。」
すごいわりに、
訴求は「難デキ」と同じ?
特に、「力技」なのは、
桑の葉の成分を「イミノシュガー」
としていることです。
イミノシュガー=イミノ糖は、
1-DNJのことであり、
1-DNJは、1-デオキシノジリマイシンといい、
「専ら医薬品成分」のため、
新ガイドラインでは、
本来は機能性表示食品の
関与成分にできない成分です。
1-DNJを「イミノシュガー」と言いかえれば、
OKであれば、
今までの苦しんでいた
桑の葉サプリ、桑の葉青汁のメーカーの
方々に朗報と言えます。
RCT論文の中では、その作用機序を、
「桑の葉エキスについては、
1-DNJ を含むイミノシュガーの
α-グルコシターゼ阻害効果による。」
としっかり書いているのに、
届出の作用機序の7-3では、
「イミノシュガーを含む桑の葉エキスが
α-グルコシダーゼと結合することにより、
酵素の働きを阻害して、糖質の分解・吸収を
抑えると報告されている。」
と1-DNJの存在をぼかしています。
うーーーん、これでいいのかな?
なんか腑に落ちません。
しかしながら、この手法で、
1-DNJをイミノシュガーと言い換えて、
これから届出を出しても、
新年度のBナンバー以降は、
「過去は過去」と言われて、
通らない可能性もあります。
制度1年目の「昔は良かったなぁ」
となってしまうのかどうかは、
トライしてみないと分かりません。
SR制作、届出、トライしたい方は、
もろもろご相談ください。
rctjapan81@gmail.com
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