【雑品/景表法】コロナで人気再燃、空間除菌クレベリン騒動とは

コロナ拡大で、抗菌、抗ウィルス製品は

飛ぶように売れていますが、

そんな中で、「クレベリン」も人気の商品です。

 

しかし、このクレベリンに関しては、

過去、景表法の措置命令を受けたという暗い過去があります。

 

つまり、空間除菌の効果があることを消費者庁に認めてもらえなかったということです。


2014年3月27日、大幸薬品ほか、17社が一斉に空間除菌グッズで、措置命令を受けた、いわゆる「クレべリン騒動」がありました。

http://www.caa.go.jp/representation/pdf/140327premiums_2.pdf



措置命令を受けた17社を見返すと、

株式会社アシスト(代表取締役 矢野 和宏)
ERA Japan株式会社(代表取締役 大野 普一)
株式会社エイビイエス(代表取締役 簾野 三郎)
大木製薬株式会社(代表取締役 松井 秀正)
紀陽除虫菊株式会社(代表取締役 小久保 好章)
株式会社クオレプランニング(代表取締役 戸澤 弘人)
株式会社阪本漢法製薬(代表取締役 阪本 勝義)
株式会社ザッピィ(代表取締役 福田 幸生)
CKKインターナショナル株式会社(代表取締役 岸本 行司)
新光株式会社(代表取締役 菊池 徳美)
大幸薬品株式会社(代表取締役 柴田 高)
株式会社中京医薬品(代表取締役 山田 正行)
株式会社ティエムシィ(代表取締役 神田 好則)
株式会社東京企画販売(代表取締役 江森 俊之)
株式会社ヒュー・メックス(代表取締役 西原 梨沙)
株式会社プライス(代表取締役 河田 稔)
レッドハート株式会社(代表取締役 前田 浩志)


17社の一斉摘発、その中心的存在は、
大幸薬品さん。



その大幸薬品さんは、主力商品のクレべリンの
空間除菌効果に関し、
現在、以下のエビデンスを自社HPに掲げています。


●2014年9月25日(木)日本防菌防黴学会
第41回年次大会にて学会発表

「当社は、2014年9月25日(木)に、
 東京都品川区で開催された
「日本防菌防黴学会 第41回年次大会」にて、
『低濃度二酸化塩素ガス25平方m閉鎖空間における
浮遊細菌と浮遊ウイルスに対する低減効果』
という演題で、発表いたしました。」

http://www.seirogan.co.jp/medical/news/2014


「6畳相当の閉鎖空間で空気を撹拌(循環)させたところ、
二酸化塩素発生装置を用いて、空気中の二酸化塩素濃度を
0.01ppmに保ち、浮遊するウイルスの一種と菌の一種の
除去率を調べた結果、浮遊ウイルスは180分間で99%、
浮遊菌は120分間で99%除去できることが確認できました。」

http://www.seirogan.co.jp/cleverin/



つまり、2013年3月27日に

消費者庁から指摘された内容に関し、
2014年9月25日には、学会発表して効果を証明
していると言っています。

このエビデンスは、6畳空間に二酸化塩素が

広がりますよという試験であって、

 

二酸化塩素の抗菌、抗ウィルス効果を

証明するものではありません。

 

もしも、私が、エビデンス試験を依頼されたら、

人型ヘッドマネキンにマスクをさせ、

 

0時間、1時間、2時間、3時間…

 

で、マスクを交換し、そのマスクに付着した

菌やウィルスの数を調べる試験をすると思います。

 

ここで大切なのは、プラセボを用意することです。

プラセボがないと、自然に菌がなくなったのか、

二酸化塩素で菌がなくなったのか分からないからです。

 

景表法エビデンスのご依頼は、お気軽にどうぞ。

 

info@rctjapan.org