さて先日、メルマガで、
「消費者庁さんは夏休みですか~?」
と嫌味を言ったせいなのか、
止まっていた機能性表示食品の届出が、
今週、2日続けて発表がありました。
9/8に4商品、9/9に4商品が追加され、
計86商品となりました。
9/9発表の4商品は、いづれも、8/5届出のもので、
審査に1ヶ月少々かかっています。
・大塚製薬「ネイチャーメイド スーパーフィッシュオイル」
EPA/DHAで、中性脂肪の抑制
・森下仁丹「還元型コエンザイムQ10」
コエンザイムQ10で、細胞産生で疲労感軽減
・東洋新薬「メディボーン」
大豆イソフラボンで、女性の骨の健康維持
・味覚糖「純露 プラス 難消化性デキストリン」
難消化性デキストリンで、糖の吸収抑制
ちょっと面白いのが、
東洋新薬さんの大豆イソフラボンです。
エビデンスとしたRCT論文では、
ケール青汁にイソフラボンを
加えた粉末を1日3回摂取。
イソフラボン量は、計39.9mg/日の摂取です。
中高年の女性の尿中の骨吸収マーカーの
数値を測定するというもの。
2週間+ウォッシュアウト3週間+2週間
というクロスオーバー試験ですが、
ちょっと微妙な設計。
2週間で骨って形成されるんでしょうか?
それでは、まるで、薬です。
試験費用を節約しているようにしか見えません。
また、閉経と未閉経は考慮しているようですが、
生理がある女性は、短期間では厳しいような気が…
商品が、25mg/日の摂取設計になっています。
これは、特保の食品安全委員会による
大豆イソフラボンの上乗せ摂取量が、
30 mg/日になっているため、
それよりも下げる意味があるのだと思います。
1日30mg摂取で、12週のロングランテストをし、
閉経、未閉経を分けて分析した方が、
フーコムネットさん含め、うるさ型の方々の監視団体からも
疑義を提示されないのでは?と思います。
でも、届出は受理された者勝ちですから、
約2ヶ月でできる臨床試験の方が魅力的ですよのね。
あと、味覚糖さんは、難デキの摂取量を
1日4粒4gで通してきていますが、
エビデンスのSR論文はほとんど5g以上なので、
ちょっと強引かな?と思います。
まあ、特保のノンアルコールの「サッポロ+」が、
難デキ4gなので、
平気と言えば、平気かなとも。
http://www.sapporobeer.jp/sapporoplus/
さて、そんな機能性表示食品の最新情報も交えつつ、
人気の関与成分、ヒアルロン酸NAに
ついて学ぶセミナーを10/20に開催します。
是非、遊びに来てください。
*****
【10/20 関与成分セミナー
~ヒアルロン酸NAとキユーピーの戦略~】
http://www.rctjapan.org/seminar/
●日時:10/20(火) 18:00~21:00(17:30開場)
●会場:サロン・ドゥ・インナップ、セミナールーム(東京・表参道)
東京都港区南青山5-4−27 BARBIZON104 5F
(骨董通り 1Fにスターバックスがあるビルです)
地図 http://www.x-one.co.jp/shop/contents/contents.aspx/00000164
☆事前予約制 ⇒ rctjapan81@gmail.com
●参加費(税込):5,000円(当日受付払い)
コメントをお書きください